【開催レポート】笑って、歌って、踊って――4周年記念「沖縄の唄会」を開催しました(2026.5.23)

2026年5月23日、宇部市の馬場良治 集佑館にて「沖縄の唄会 Vol.16 ~ありがとう4周年!~」を開催いたしました。

おかげさまで会場はほぼ満席。
たくさんのお客様にお越しいただき、4周年の節目にふさわしい、温かな演奏会となりました。

2022年春にスタートした「沖縄の唄会」も、今回で16回目。
当初はわずか6名で始まった会でしたが、今では20名を超える仲間たちとともに舞台を作り上げられるまでになりました。

第一部 笑いと歌声で会場がひとつに

開演前から広がる期待感

開場すると、毎回足を運んでくださるお客様のお顔も多く見られました。
開演を待つ皆さまの表情からは、「今日はどんな演奏が聴けるだろう」という期待が伝わってきます。

今回は最初の曲から、多くの方がご存知の曲を演奏しました。
昨年秋から今年(2026年)春まで放送されていたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主題歌、「笑ったり転んだり」。
この曲独特の世界観が三線の音色と融合し、ふわっと会場の空気を和らげます。
一緒に口ずさんでくださる方の姿も見られました。

「笑ったり転んだり」に続き、夏川りみさんの「愛よ愛よ」、そしてネーネーズの「島酒の唄」を披露。

ゲスト演奏と寸劇で会場は大盛り上がり

ゲスト演奏では、北九州からお越しの立花沙織さん渡辺朝子(ともこ)さんによる「梅の香り」が披露されました。
澄み切った歌声が響き渡り、お客様だけでなく演奏者である私たちの心にも深く沁み入りました。

また、毎回人気の寸劇付き演目。
今回の演目は「国頭(くんじゃん)サバクイ」。
この曲は、やんばる(沖縄本島北部)のお役人(国頭サバクイ)が人々と力を合わせ、やんばるの森から切り出した大木を首里まで運ぶ様子を描いた古い民謡です。

今回の寸劇は、2019年の火災で焼失した首里城正殿が再建され、今年いよいよ公開されることを記念して企画しました。
物語の中では、首里城の柱となる「オキナワウラジロガシ」の大木を切り出し、遠く首里まで運ぶ人々の姿を表現しました。

寸劇「国頭(くんじゃん)サバクイ」の一幕。

ところが本番では、主役の国頭サバクイ役がまさかのセリフ忘れ。
彼の背後から私がそっとセリフを囁く場面がありました。

無事に乗り切ることはできたのですが、その様子がお客様には大変面白かったようで、会場は大きな笑いに包まれました。

こうした予想外の出来事も、生演奏ならではの醍醐味かもしれません。

第二部 心に響く唄と踊り、そして平和への願い

美しい琉球舞踊に魅了される

第二部では、渡辺朝子さんによる琉球舞踊「加那ヨー」を披露しました。

軽快な三線の音色に合わせて舞う姿は、しなやかで美しく、乙女心の繊細な表現が指先まで行き届いていました。

お客様も演奏者も、その美しい舞に思わず見入ってしまうほど。

実は地謡(じかた)を務める演奏陣も、この演目には大変苦労しました。
唄も三線も決して簡単な曲ではなく、本番まで試行錯誤の連続でしたが、その努力が実を結び、心に残る舞台になったように思います。

人気急上昇ユニット「ハイビスカス」が華を添える

第二部の中盤では、女性3名によるユニット「ハイビスカス」が登場。

最近は施設慰問や各種イベントへの出演依頼も増え、人気急上昇中のユニットです。

今回はゲストのギタリストまことさんと共に、「三線の花」を披露しました。
息の合った歌声と美しいハーモニーが会場いっぱいに響き渡り、お客様も静かに聴き入っておられました。
三線の音色と優しい歌声が織りなす温かなステージは、この日の演奏会に彩りを添える素敵なひとときとなりました。

井出崎さんとの共演で沖縄民謡の魅力をお届け

なんと広島からお越しいただきました。長く一緒に演奏している貴重な三線仲間です。

ゲストの三線奏者・井出崎功(いでざき・こう)さんには、「海ぬちんぼうら〜赤山節」も披露していただきました。
沖縄では広く親しまれている民謡で、軽快で親しみやすいメロディーが魅力の一曲です。
井出崎さんらしい伸びやかな歌声に会場からは手拍子も起こり、楽しい雰囲気に包まれました。

さらに、メンバーのひとりが機転を利かせて三板(さんば)を加えてくれたことで、演奏はいっそう賑やかに。軽快なリズムが心地よく響き、沖縄民謡ならではの楽しさをお届けすることができました。

平和への願いを歌に乗せて

沖縄では6月23日に「慰霊の日」を迎えます。
戦争で失われた多くの命を忘れず、平和への願いを未来へつないでいくための日です。

HYの「時をこえ」を熱唱しました。

「時をこえ」は、大切な人への想いや未来への希望、そして世代を超えて受け継がれていく願いを感じさせる楽曲です。

今回はメンバーのほぼ全員がステージに立ち、一人ひとりがそれぞれの想いを込めて歌いました。
三線やギターの音色に乗せて響く歌声は、会場全体を優しく包み込み、お客様も静かに耳を傾けてくださいました。

沖縄の歴史に思いを馳せながら、平和な未来への願いを共有できる、特別なひとときとなりました。

会場がひとつになったフィナーレ

終盤の賑やかな曲では、お客様もマラカスや手拍子、手踊りで参加してくださいました。
そして最後は乾杯の音頭で大盛り上がり。

男性陣が大活躍の「オジー自慢のオリオンビール」。

アンコールでは名曲「涙そうそう」を客席の皆さまと一緒に歌い、会場全体が一つになったまま終演を迎えました。

4周年記念公演の締めくくりにふさわしい、感動的なフィナーレとなりました。

感謝の気持ちを胸に

この4年間を振り返ると、本当に多くの仲間との出会いがありました。
仲間が増え、一人ひとりの技術も向上し、こうして定期的に演奏会を開催できることを幸せに感じています。

そして何より、毎回楽しみに足を運んでくださるお客様の存在が、私たちの大きな励みです。

終演後には、
「いつも楽しい公演をありがとう!」
「また来ます!」
という嬉しいお言葉もたくさんいただきました。

ご来場くださった皆さま、応援してくださった皆さま、出演者の皆さま、本当にありがとうございました。
これからも沖縄の音楽と三線の魅力をお届けできるよう、仲間たちとともに歩んでまいります。

次回は2026年11月14日(土)に開催します!
詳細が決まりましたら当サイトにてご案内いたします。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。

またやーたい!(また会いましょう!)