【演奏レポート】美祢市・西八幡宮例祭で沖縄三線を演奏|地域の人たちと楽しむ秋のお祭り(2026.9.23)
美祢市・西八幡宮の例祭で演奏しました
2026年9月23日、美祢市の西八幡宮で行われた例祭にお招きいただき、沖縄三線の演奏をしてきました。

西八幡宮で演奏するのは、2023年以来3年ぶりです。
西八幡宮は、美祢市の道の駅おふくからほど近い、小さな集落の中にある神社です。
大きな観光地のお祭りとは少し違って、地域のみなさんが中心になって楽しみながら続けている、あたたかいお祭り。
そして、関係者のみなさんは早い時間からビールを片手にニコニコ。こういうところも、地域のお祭りの良さですね。
午後3時、お神輿が集落へ
西八幡宮の例祭は、毎年9月23日に行われます。
午後3時になると、お神輿と太鼓が集落へ出発します。といっても、現在はお神輿を担いで歩くのではなく、軽トラックに載せて集落を回ります。高齢化によって担ぎ手が少なくなったため、このような形になったそうです。
お神輿が集落を回っている間、神社では奉納相撲やステージイベント、奉納太鼓などが行われます。
そして、今回のステージイベントが私たちの出番でした。
17時から1時間半! その場で相談してステージを組み立てました
今回は「17時から18時半まで、ステージはお任せします」と伺っていました。
1時間半もの長時間はさすがに演奏者も観客も疲れてしまうので、当日、司会者の方と相談。20分程度の演奏を3回に分け、間に休憩を挟みながら演奏することになりました。
今回は、私と井出崎功(いでざき・こう)さんとで組んでいる「ポークたまご」というユニットに、いつも一緒に演奏してくださっているフルート奏者・尾崎良江さんにも加わっていただきました。
普段、井出崎さんにはギターをお願いすることが多いのですが、実は井出崎さん、三線歴20年以上。今回は、久しぶりに三線を弾いていただくことにしました。
……とはいえ「三線はここ1ヶ月触ってないよー」と、かなり渋る井出崎さん。
そこを尾崎さんと私とで説得し(笑)、急きょ三線を弾いていただくことになりました。
三線二人で、安里屋ゆんた・十九の春・豊年音頭
最初のステージは、私と井出崎さんの二人で唄三線のみを演奏するというシンプルな形に。
山口県で、三線を弾きながら人前で歌える人は決して多くありません。そんな中で、今回は三線を弾く二人が並ぶ、ちょっと珍しい舞台になりました。
「安里屋ゆんた」では、お客様にもお囃子をお願いしました。すると、客席から大きな声が返ってきます。
続く「十九の春」では、お客様も一緒に口ずさんでくださいました。
そして最後は「豊年音頭」。秋のお祭りなので何かお祭りらしい曲を、という音響担当さんからのリクエストもあり、その場でセットリストに加えました。
これが大盛り上がり。
お客様も一緒にカチャーシーを踊ってくださり、会場が一気に沖縄らしい雰囲気になりました。

休憩のあとは、ギター・唄三線・フルートでポップス
一度休憩を挟み、次のステージはいつものスタイル。ギター・唄三線・フルートの編成で、ポップスを演奏しました。
曲目は、
- 島唄
- 島人ぬ宝
- 花
- 三線の花
です。
少しずつ日も暮れ始め、境内の雰囲気がどんどん良くなっていきます。
お客様にも楽しんでいただけたようで、演奏している私たちもとても気持ちよく演奏することができました。
「次が最後のステージです」と言ったところで……
さて、次が最後のステージ。
「15分ほど休憩したら、また出てきますね」と、私はお客様にもアナウンスしました。
ところが。
予定より早く、お神輿が神社に戻ってきました!
お祭りの進行は、もちろんお神輿が中心です。お神輿の帰還に合わせて、奉納太鼓も始まりました(この奉納太鼓が、また素晴らしい演奏でした)。
「これはもう、私たちの出番は終わりかな?」と思っていたところ、司会者の方や主催者のみなさんが気を利かせてくださり、お神輿が戻ったあとに、最後のステージを演奏させていただくことになりました。ありがたいことです。最後の2曲は、
- 涙そうそう
- オジー自慢のオリオンビール
です。
「涙そうそう」では、お客様も一緒に歌ってくださいました。
そして最後の「オジー自慢のオリオンビール」では、カチャーシーと手拍子!最後まで会場のみなさんと一緒に盛り上がることができました。

応援に来てくださった生徒さんたち
今回、とても心強かったのが、教室の生徒さんたちが応援に来てくださったことです。遠く美祢市から宇部まで、毎週欠かさず通ってくださっている生徒さんも来てくださいました。ご主人様も車椅子で一緒にお越しくださり、本当にありがたく思いました。
そして、生徒さんたちみんな大活躍。
客席で演奏を聴くだけではありません。お客様にカチャーシーを教えてくださったり、お囃子を大きな声で入れてくださったり。気がつけば、すっかりお祭りの盛り上げ役です。
演奏しているこちらから見ても、とても心強い応援でした。
一緒にお祭りを楽しみ、盛り上げてくださった皆さんに、心から感謝しています。
夕暮れの西八幡宮で感じた「日本のお祭り」
夕刻になるにつれて、境内の雰囲気が少しずつ変わっていきました。
昼間の明るい境内から、日が暮れていく時間。お神輿が戻り、奉納太鼓が響き、最後にはみんなで歌って踊る。
大勢の観光客が訪れるわけでもなく、豪華な演出があるわけでもありません。
それでも、そこには地域のみなさんが楽しそうに集まり、子どもから大人まで、それぞれの形でお祭りに参加しています。
日本のお祭りを絵に描いたような風景。
胸の奥がキュッと切なく、そしてどこか懐かしく温かい気持ちで満たされます。
…3年前に訪れたときには、二の鳥居の前に天狗もいました。本当に本物かと思うほどの、かなり本格的な天狗です。今年もいるかな、と少し楽しみにしていたのですが、今回は見かけませんでした。またいつか、会えるでしょうか。

そして、手水舎は亀の口から水が出てくるギミックがあります。
我が家には、この亀によく似ているペット「亀吉」がいるせいか、可愛くて仕方ありません(笑)。

美祢の景色と空気と、人が好きです
美祢市に来るたびに思うことがあります。
とにかく、景色がいい。
空気がいい。
そして、人がいい。
今回の西八幡宮例祭も、神社そのものの美しさだけでなく、地域のみなさんの楽しそうな表情や、演奏を一緒に盛り上げてくださるお客様、生徒さんたちの姿がとても印象に残る一日でした。
演奏をしに伺った私たちでしたが、気がつけば、地域のみなさんと一緒になってお祭りを楽しませていただいたような気がします。
西八幡宮のみなさま、司会の中濱さん、音響を担当してくださったミュージシャンのnokkyさん、そして一緒に演奏してくださった井出崎功さん、尾崎良江さん。
そして、応援に来てくださった生徒のみなさん。
本当にありがとうございました。
またどこかのお祭りで、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
これからの出演・イベント
10月11日(日)は、山陽小野田のAスクエアでのビアフェスタに出演します。
→一夜限りのビアナイトフェス!
次回の「沖縄の唄会」は11月14日(土)に開催します。
→ 第17回 沖縄の唄会のご案内

